NTTファイナンスかたるなど特殊詐欺の新たな予兆が12件

NTTファイナンスかたるなど特殊詐欺の新たな予兆が12件

【予兆12件】
道内では8日までに特殊詐欺の予兆電話が新たに12件、確認されました。
6件は、NTTファイナンスをかたったもので、このうち札幌市中央区の80代の女性には8日、「未納料金があります。住所などを教えてください」と電話があったということです。
このほか、旭川市や千歳市、江別市などで同様の電話が確認されました。
還付金詐欺の予兆も3件あり、役所や金融機関、年金機構の職員を名乗る電話で、「還付金があるので、ATMに行ってほしい」という内容でした。
また警察官を名乗る予兆も2件確認され、このうち札幌市東区のケースでは警視庁の職員をかたり「あなた名義のキャッシュカードが詐欺事件に使われている。岐阜県警が捜査しているので、話をきかせてほしい」と電話があったということです。
その後、岐阜県警の捜査員だという人物に電話を代わり、「身の潔白を証明したいなら、資金調査の必要があるので、SNSでやりとりしたい」と言われましたが、途中で連絡が途切れたため、被害に遭うことはありませんでした。
【被害1件】
一方、被害は1件、確認されています。
警察によりますと、北見市の50代の男性はパソコンの画面にインターネットのウイルスを意味する「トロイの木馬」などという文字が表示されました。
男性が指定された電話番号に連絡すると、通信会社の社員を名乗る男から「ウイルス除去費用を電子マネーで支払う必要がある」と指示され、コンビニエンスストアで電子マネー174万円分を購入し、だまし取られたということです。
道内各地でさまざまな手口の予兆電話や被害が確認されています。
不審に感じたら電話を切り、警察の相談専用窓口、「#9110」に連絡するようにしてください。
【HPに特設サイト】
NHK北海道ではホームページに特設サイト「ストップ詐欺被害だまされんDO!」を掲載しています。トップページにあるバナーからアクセスできます。ぜひご覧ください。