長谷川岳議員への説明で道幹部４人の出張費 去年約５５０万円

自民党で参議院北海道選挙区選出の長谷川岳議員に政策などを説明するため、道の幹部４人が東京などに出張した際の費用が去年１年間、およそ５５０万円にのぼったことがわかりました。道はいずれも適切に業務を行ったとしています。

自民党の長谷川岳参議院議員の言動について、道の調査で政策などの説明の際に厳しいことばづかいなどがあり、威圧的に感じると答えた幹部職員が複数確認され、鈴木知事は先週、対応を改めるよう申し入れました。
その上で道は長谷川氏への説明にあたり、道の幹部４人が去年１年間に東京の事務所などに出張した回数や費用を詳しく調べました。
それによりますと、４人はあわせて７０回出張し、費用はおよそ５５０万円にのぼったほか、最も多い人は３０回の出張でおよそ２３０万円かかっていました。
また７０回の出張のうち２割あまりの１６回は長谷川氏との面会や会議のみが予定されていたということです。
道はいずれも必要な出張で適切に業務を行ったとしている一方、長谷川氏の言動をめぐり聞き取り調査の対象を広げて事実確認などを進めています。
長谷川氏はＮＨＫの取材に対し「道と一緒に政策を前に進め短時間で成果を出すには国の省庁を交えて対面でやらなければいけない打ち合わせが多かった。いずれもやむを得ないもので必要な対応だった」と話しています。