斜里町が献花受け付け終了へ 知床観光船事故から2年

オホーツク海側の斜里町は、知床半島沖での観光船沈没事故から続けてきた献花などの受け付けを、5月6日で終了することを決めました。

斜里町は、おととし4月に発生した観光船の沈没事故を受け、事故直後から町の体育館や役場に献花台を設置して花束や手紙などを受け付け、町の職員が持ち回りで管理を行ってきました。
こうした中、町は、事故から2年を迎えるのを機に、献花などの受け付けを5月6日で終了することを決めました。
町は、事故から2年となる4月23日まで町役場で献花などを受け付けたあと、献花台をウトロ地区にある漁村センターに移します。
そして、4月24日から26日は漁村センターに入る役場のウトロ支所で、その後、5月6日まではウトロ地区の道の駅で献花などを受け付けます。
5月7日からは献花などの受け付けはしませんが、献花台のほか、それまでに届いた手紙や千羽鶴などは漁村センターに展示するということです。
町によりますと、事故以降、町に寄せられた献花は、7日時点で2574組にのぼっているということです。
町は「事故から2年となるなか、町としては区切りをつける必要があると考えた。事故から3年となる来年4月23日に改めて設置することも考えたい」と話しています。