留萌港にイワシの群れ 釣り人でにぎわう 市は“状況を注視”

留萌市の港では4月に入り、大量のイワシが押し寄せ、多くの釣り人が訪れています。

留萌市によりますと、留萌港では4月3日ごろからイワシの群れが見られるようになったということです。
6日も大量のイワシが群れをつくって泳いでいて、地元のほか旭川市や剣淵町など道内各地から釣り人が訪れ、にぎわっていました。
市内の80代の男性は「毎日来ていますが、エサがなくても釣れる入れ食い状態で、2時間で100匹くらい釣れます。こんなにイワシがいるのは珍しいですね」と話していました。
留萌市農林水産課の担当者は、イワシの群れが押し寄せた原因について「よく分からない」としたうえで、「今後、群れが沖に出て行くか、港の中で大量死するか予想できないため、状況を注視している」と話していました。
港の近くの岩場では死んだイワシが打ち上げられているのが確認されていて、市はホームページなどで死骸に触れないように注意を呼びかけるとともに、今後の対応を検討することにしています。