根室 北海道沖太平洋サケ・マス流し網漁 まとまった水揚げ

北海道沖の太平洋でのサケ・マス流し網漁の船が根室市の港に戻り、7日夕方にまとまった量の水揚げを行いました。ことしは海水温の上昇の影響で操業を前倒ししたため、例年より1週間ほど早い水揚げとなりました。

日本の排他的経済水域のうち、北海道の南の沖合の太平洋で行われるサケ・マス漁は、近年、海水温の上昇でサケ・マスの回遊する時期が早まっているとみられることからことしは例年より1週間早く始まりました。
漁の最大の拠点となる根室市の歯舞漁港には今月3日に漁に出た漁船が7日夕方までに戻り、“トキシラズ”の名で知られるシロザケやカラフトマスなど数百キロを水揚げしました。
シロザケなどは8日朝に市場で競りにかけられた後、根室市内の鮮魚店などで販売されるということです。
漁船の甲板員の45歳の男性は「魚はまだ少ないかなと思うが、これからに期待しています。このサケ・マス漁で活気づけられるように頑張ります」と話していました。
サケ・マス流し網漁は道東でこれから水揚げが本格化し6月下旬まで行われる予定です。