旭川市と薬剤師会が災害連携協定を締結

大規模な災害の発生に備えて旭川市と地元の薬剤師会が連携することになり、市役所で協定の締結式が行われました。

旭川市役所で5日に行われた協定の締結式には、今津寛介市長と旭川薬剤師会の嵯城俊明会長らが出席しました。
協定では大規模な災害が発生した場合、旭川薬剤師会は市の要請を受けて災害現場や避難所、医薬品の集積所などに薬剤師でつくる救護部隊を派遣するとしています。
そのうえで、▼けが人や病人への薬の調合や仕分け、▼医薬品などの安全な管理、そして▼公衆衛生の確保などを担うということです。
今津市長は「旭川市は災害が少ないと言われているが、いつどこで、どのような災害が起きるかわからない。薬剤師との連携は市民の安全安心を守るうえで大変重要であり、万が一に備えて今後も準備をすすめていく」と話していました。
また、嵯城会長は、「災害の少ない地域だからこそ万が一の際にぜい弱さが露呈する可能性もある。災害発生時にも市民の健康を守るため、公衆衛生のアドバイスも含めてきちんと対応できるように備えていきたい」と話していました。