“大型連休前の開通目指し” 知床横断道路の除雪作業進む

世界自然遺産の知床を通る「知床横断道路」では、大型連休前の開通を目指して、除雪作業が進められています。

国道334号のうち、知床半島の斜里町と羅臼町を結ぶ全長23.8キロの区間、通称「知床横断道路」は、雪が深まる冬の間は全面通行止めになります。
道路を管理する北海道開発局は、先月中旬から除雪作業を進めていていて、5日は知床峠の頂上付近で行われている除雪作業の様子を公開しました。
青空も見える中、2台の除雪車が道路に積もっている雪を勢いよく道路脇に飛ばしていました。
北海道開発局網走道路事務所によりますと、頂上付近では現在も多いところでおよそ3メートルの雪が積もっているということです。
網走道路事務所の堀田暢夫所長は「作業事故を起こさないよう、安全第一で進めていきたい。知床峠は天気がよければ景色がきれいなので開通したらぜひ来てほしい」と話していました。
知床横断道路の除雪作業は現在、全体の6割程度まで進んでいて、北海道開発局は大型連休前の開通を目指しています。