道民の集いで事故防止呼びかけ 6日〜春の全国交通安全運動

春の全国交通安全運動が6日から始まるのを前に、交通事故の防止を呼びかける「道民の集い」が開かれ、ゲストとして参加したスキージャンプの伊藤有希選手が自転車でのヘルメットの着用などを呼びかけました。

札幌市で開かれた集会には、鈴木知事や警察の関係者などおよそ100人が参加しました。
この中で道警本部の伊藤泰充本部長は「交通事故の死者数は去年131人と前年よりも増加した。とりわけこの時期は子どもが安全に通行できる環境を確保することが大変重要だ」などと挨拶しました。
このあとゲストとして参加した上川の下川町出身でスキージャンプの伊藤有希選手が昨年度から努力義務化された自転車でのヘルメットの着用に関して、「競技柄、ヘルメットの大切さは身に染みて感じています。自転車でもぜひヘルメットを着用して、自分の命を自分で守る選択をしてほしいと思います」と呼びかけました。
警察によりますと、道内では自転車で交通事故に遭い死亡した人は去年までの5年間に45人で、このうち41人がヘルメットを着用していなかったということです。
春の全国交通安全運動は、▼子どもが安全に通行できる環境の確保や▼自転車のヘルメット着用などを重点目標に、6日から10日間、行われます。