旭川で大手ホテル会社の入社式 道内で働く76人が決意新たに

全国に宿泊施設を展開する「星野リゾート」の入社式が、北海道で初めて旭川市で開かれ、道内のホテルなどに配属される76人の新入社員が式に臨みました。

「星野リゾート」は国内外で68のホテルや旅館などを展開していて、2024年は4月に入社する社員としては、これまでで最も多いおよそ750人を採用しました。
このうち76人が道内のホテルなどに配属される予定で、3日、北海道で初めてとなる入社式が旭川市で開かれました。
式では、会社の星野佳路代表が「目標に向かって進むチームの一員として仲間とサポートしあいながら、成長していってほしい」と激励しました。
会場には北海道が描かれた大きな布が用意され、新入社員たちが働く決意を込め、ひとりずつ手形を押していました。
この会社では、コロナ禍からの回復に伴う観光需要の高まりを受け、2024年7月に函館市のホテルをリニューアルオープンさせるなど、事業を拡大していて、観光業界を担う人材として活躍を期待しています。
旭川市のホテルに配属された木下杏南さんは「ホテルを利用する皆さんに旭川の魅力を伝えて、この土地の文化や伝統を継承する役割も担っていきたいです」と話していました。
新入社員たちは研修を受けたあと、4月8日から配属先のホテルや旅館などで仕事を始めるということです。