釧路高専にナイジェリア、カンボジアから留学生

4月から3年間、ナイジェリアとカンボジアの国費留学生が釧路市の高等専門学校で学ぶことになり、3日、釧路市役所を表敬訪問しました。

釧路市役所を訪れたのはナイジェリアから来たアディクウ・デービッドさん(21)とカンボジアから来たケム・ソムラッチさん(21)の2人です。
2人を迎えた釧路市の蝦名市長は「高専を出て世の中を変えていくと思うと楽しみだ」と期待を寄せ、2人も「わくわくします」などと応じていました。
2人は日本政府が学費や生活費などを支援する国費留学の制度で来日し、4月から2027年までの3年間、釧路工業高等専門学校で工学を学ぶということです。
アフリカ最大の経済規模を誇るナイジェリアは今後の経済成長や巨大市場としての可能性が注目されていて、機械工学を学ぶデービッドさんは「将来はエンジニアになって、学んだ知識をナイジェリアの病院のオートメーション化に生かしたい」と話していました。
また、カンボジアではIT分野の人材需要が高まっていて、情報工学を学ぶソムラッチさんは「AIに興味がある。カンボジアのAIの水準はあまり高くないので、日本の技術を学んで高くしたい」と話していました。