世界自閉症啓発デー 理解深めてもらう活動

「世界自閉症啓発デー」の2日、道南の公共施設や飲食店では自閉症などの発達障害について理解を深めてもらおうという活動が行われました。

「世界自閉症啓発デー」は国連が定めた日で、全国で啓発活動が行われる中、道南でも50を超える関連イベントが行われました。2日は道南各地にあるおよそ20軒の飲食店で障害のある子どもたちが作ったキャンドルが飾られました。
「世界自閉症啓発デー」のシンボルカラーである青のキャンドルが店内を優しく照らしていました。
また、函館市芸術ホールでは発達障害のある人たちをはじめとした道南のアーティストの作品展が行われ、絵画や工芸品などおよそ150点が展示されました。
このうち、ダウン症の40代の女性が描いた作品は、数ミリの大きさの無数の四角形が画用紙に収まらずフレームにまで描かれていて、ユニークな感性が見る人の目を楽しませています。
世界自閉症啓発デー函館地域実行委員会の重山喜重さんは「身近なところに障害がある人がいるのでイベントを通じて自閉症について理解して、周囲のみなさんもよき理解者になってほしい」と話していました。