置戸町の木工製品「オケクラフト」の養成塾で入塾式

オホーツク海側の置戸町特産の木工製品、「オケクラフト」を作る職人の養成塾で、2日に入塾式が行われました。

林業が盛んな置戸町では、40年ほど前から、特産のエゾマツなどを活用した木工製品の地域ブランド、「オケクラフト」を立ち上げ、食器や家具などをつくっています。
2日は町内で職人を養成する塾の入塾式が行われ、男性2人と女性1人の、あわせて3人が出席しました。
このうち、大工の仕事を辞めて道東の中標津町から移住した伊藤隆幸さんは「大工としての経験をいかして、1日も早く一人前の作り手になれるよう努力します」と決意を述べました。
養成塾の塾生数は、去年から研修中の3人とあわせて6人となり、現在の研修制度となった2011年以降、最多となりました。
養成塾ではこれまでに65人が研修を受け、このうち24人が現在、町内で工房を開いているということです。
養成塾の小野寺孝弘塾長は「この塾があることで、作り手を絶やすことなく育てることができていると思うので、今後も続けていきたい」と話していました。
3人はこれから2年間、町内の工房などで木工製品の加工技術やデザインなどを学ぶことになっています。