札幌の百貨店で不用の服などを回収する取り組み

衣料品のリサイクルを進めようと不用になった服などを回収する取り組みが札幌市の百貨店で2日から始まりました。

この取り組みは不用になった衣料品のリサイクルを進めるとともに、買い換えの需要の掘り起こしのため、百貨店の大丸札幌店が行っています。
不用になった衣料品などを持ち寄ると、この百貨店で使える電子クーポンが受け取れる仕組みで、寄せられた衣料品はタイやカンボジアで販売されるほか、新しい衣料品の材料として再利用されるということです。
初日の2日は午前10時の開店直後から大勢の人が列をつくり、不用になった服や靴などを回収ボックスに投入していました。
この百貨店によりますと、去年秋に行った時は21トン余りの衣料品が寄せられたということです。
持ち寄った50代の女性は「小さくなった孫の服を持ってきました。クーポンで新しい服を買うのもお得になるし、環境にもいいすばらしい取り組みだと思います」と話していました。
大丸札幌店の中尾泰輔さんは「環境問題の解決に向けて気軽に参加できると思うので、自宅で眠っている不用な衣料品などを持ち寄ってほしい」と話していました。
この取り組みは今月8日まで行われています。