オホーツク海で商業捕鯨開始 初日はミンククジラ4頭 水揚げ

オホーツク海で操業することしの商業捕鯨が1日始まり、ミンククジラ4頭が水揚げされました。

商業捕鯨は5年前に再開され道内では、毎年、道東の港を拠点にオホーツク海や釧路沖でミンククジラを捕獲しています。
このうちオホーツク海での操業は1日から始まり、宮城県石巻市などの漁船、あわせて4隻がミンククジラ4頭を根室港に水揚げしました。
水揚げされたクジラのうち、2頭は網走市内の加工場に運ばれて解体され、大きいものは体長が8メートル20センチ、重さはおよそ5.7トンだったということです。
解体されたミンククジラの肉は、2日も網走市内の市場で競りにかけられて、道内各地に出荷されるということです。
日本小型捕鯨協会の貝良文会長は「さい先がよくてうれしい。よく太っているクジラで、脂があっておいしいと思うのでぜひみなさんに食べてほしい」と話していました。
日本小型捕鯨協会によりますと、商業捕鯨は、資源保護のため国が捕獲枠を設定していて、オホーツク海の操業では4月下旬までに33頭を目標に捕獲する計画です。