函館 自閉症啓発で障害がある人たち作品を展示・販売

4月2日の「世界自閉症啓発デー」にあわせて、障害がある人たちが制作した作品を展示・販売するイベントが函館市で開かれています。

国連は4月2日を「世界自閉症啓発デー」と定めていて、毎年、全国各地で自閉症などの発達障害について理解を深めてもらおうとイベントが開かれています。
函館市の商業施設では、30日から発達障害がある人たちが描いた絵を元にした作品を展示・販売するイベントが開かれていて、額に入ったデザイン画や風景画、ポストカードなど、100点以上の作品が用意されました。
このうち訪れた多くの人たちが手に取って見ていたのは、カラフルなキャラクターや動物などがプリントされたTシャツで、子どもたちが描いた原画を元にプロのデザイナーが22種類のシャツにしたということです。
シャツの原画を描いた15歳の男性は「たくさんの人に作品を見てもらえてうれしいです」と話していました。
イベントを開催した世界自閉症啓発デー函館地域実行委員会の藤田道子さんは「明るい函館になるように、皆さんの作品をこれからもどんどん集めて公開していきたいです」と話していました。
このイベントは、函館市本町の商業施設「シエスタハコダテ」の店舗内で31日まで開かれます。