道内7空港 新年度旅客数目標 新型コロナ前の↑1%

北海道エアポートは、運営する道内7つの空港の新年度・2024年度の旅客数について、新型コロナの感染拡大前を1%上回る3039万人あまりとする目標を発表しました。

北海道エアポートが発表した新年度の事業計画によりますと、新千歳空港など道内7つの空港の旅客数の目標について、国内線は新型コロナの感染拡大前の2019年と同じ水準の2620万人あまり、国際線は2019年を3%上回る419万人あまりで、国内線と国際線をあわせた旅客数は3039万人あまりと2019年を1%上回るとしています。
今年度の旅客数は2019年と比べて国内線では95%程度、国際線では70%程度を見込んでいて、旅客数を増やすため国際線を中心にさらなる増便を目指す方針です。
ただ、地上での航空機の誘導や荷物の積み降ろしなどを行うグランドハンドリングの人手不足が増便を阻む要因の1つとなっていることから、北海道エアポートは作業員の労働環境の改善に向けて休憩所や保育所の設置を進めるとしています。
一方、北海道エアポートは3月末の時点で負債が資産を上回る債務超過に陥るおそれがあることについて、旅客数が回復傾向にあるため債務超過となっても空港運営や資金繰りに大きな影響はないとしています。