釧路市 「パートナーシップ宣言制度」4月から

釧路市では4月1日から性的マイノリティーのカップルを公的な関係と認める「パートナーシップ宣誓制度」が始まります。

「パートナーシップ宣誓制度」は法律上は結婚できない同性のカップルなどが暮らしやすい社会づくりを進めようと、自治体が公的な関係にあるとみなして承認するものです。
釧路市は4月1日からこの制度を導入することになり、宣誓書を提出して申請が認められると、公的な関係にあることを対外的に示す「受領証」をもらえるほか、市営住宅にカップルで申し込めたり、本人に代わってパートナーが手術に同意できたりします。
一方、法律上の婚姻のような相続や税の控除などは受けられないということです。
この制度を導入する自治体は道内では釧路市が20番目で、道東では帯広市もおととし導入しています。
制度の導入に先立ち、釧路市は帯広市など道内の19の自治体と3月25日に連携協定を結んでいて、「受領証」があるカップルが対象となる自治体の間で引っ越す場合の手続きが簡略化されました。
釧路市は「制度の導入を通じて誰もが個人として尊重され全ての人が安心して暮らせる町の実現をめざしたい」とコメントしています。