JR 札幌‐旭川 将来最速60分に 実現に向け課題検証へ

JR北海道は、北海道新幹線の札幌延伸のあと、札幌と旭川の間の所要時間を現在より25分短い最速で60分に、札幌と新千歳空港の間を現在より8分短い最速で25分にそれぞれ短縮するとした将来的な事業構想をまとめ、今後、実現に向けた課題を検証していく
ことになりました。

関係者によりますと、JR北海道は将来的な事業構想をまとめ、この中で▽現在は最速で1時間25分かかる札幌と旭川の間の所要時間を25分短い最速で60分に、▽現在は最速で33分かかる札幌と新千歳空港の間の所要時間を8分短い最速で25分に、それぞれ短縮するとしています。
▽現時点で2030年度末を目指している北海道新幹線の札幌延伸による経済効果を旭川方面にも波及させることや、▽新千歳空港へのアクセスを強化し、インバウンド需要をさらに取り込むねらいがあるとみられます。
所要時間短縮を目指す時期について、JR北海道は北海道新幹線の札幌延伸のあとだとしています。
ただ、実現にあたっては列車の最高速度の引き上げや費用面など多くの課題を検証する必要があり、JR北海道は将来的な事業構想を来、発表することにしています。