北海道新幹線の札幌延伸 小樽市が新幹線駅舎のデザイン選定

北海道新幹線の札幌延伸に伴い小樽市に建設される駅舎について市は、市民などから人気の高かった、小樽の歴史をイメージさせるデザイン案を選びました。

小樽市が選んだ新駅舎のデザイン案は、28日に迫俊哉市長が札幌市を訪れ、鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局に伝えました。
この案は、鉄道・運輸機構から提示された3種類のデザイン案のうち、小樽市が2023年12月に市民などを対象に行ったアンケートで最も人気の高かったものです。
小樽運河沿いの倉庫群など歴史的建造物に多く使われている石材を用い、商都として栄えた歴史をイメージさせるデザインとなっています。
小樽市の迫市長は「新駅舎のデザインが示されたことによって、市民の北海道新幹線に対する関心が醸成されていくのではないかと期待している」と話していました。
ほかに新幹線の駅舎が建設される道南の八雲町と長万部町、それに後志の倶知安町も、鉄道・運輸機構から提示された案の中から6月までにデザインを選ぶことになっています。