「紅麹」使用の商品 札幌市がホームページ掲載し注意呼びかけ

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題をめぐり、札幌市内でも「紅麹」を使った商品を製造・販売していた事業所が自主回収を始めていて、札幌市もホームページに商品名などを掲載して注意を呼びかけています。

札幌市によりますと、商品の自主回収を行っているのは札幌市手稲区にある事業所「ていね・さくら館」で、この事業所では「紅麹」を使った商品を製造・販売していたということです。
自主回収の対象となっているのは「ていぬくんクッキー」の4種類のほか、「えなまるちゃんクッキー」、「クッキーアソート」、「紅こうじラスク」の合わせて7種類です。
これらの商品は札幌市手稲区の事業所や札幌市中央区の店舗「元気ショップ」で販売されていましたが、今月23日から自主回収を始めて状況を把握した札幌市は28日からホームページで商品名などの公表を始めました。
市によりますと販売された商品の数は調査中で、これまでに健康被害は確認されていないということです。
事業所を運営する社会福祉法人さくら協働福祉会は、店頭で対象となっている商品の回収を行っていて、連絡先は、011−686−8011。
受付時間は平日の午前9時から午後4時までです。
【道も情報発信】
一連の問題について鈴木知事は28日の記者会見で「健康食品において健康被害が発生していることは非常に残念に思う。サプリなどを摂取して体調が悪いという方は、まず、かかりつけ医など医療機関に行ってもらうことが大事だ。道のホームページでも情報を発信していくので確認して欲しい」と呼びかけました。