斜里町ウトロの取り組みが最優良賞 マリンビジョンコンテスト

水産業を通じた地域活性化に貢献する取り組みを評価するコンテストで、オホーツク海側の斜里町ウトロ地区の取り組みが最優良賞を受賞しました。

「北海道マリンビジョンコンテスト」は、水産業を中心とした地域活性化を実現しようと、北海道開発局と、道内の自治体や漁協で作る「北海道マリンビジョン促進期成会」が毎年開催しています。
ことしは全道17地域の取り組みを審査した結果、サケの水揚げ量が日本一の斜里町のウトロ地区が行っている「鮭、日本一のまちPR活動」が最優良賞に選ばれました。
ウトロ地区の漁協などは去年10月に「知床鮭ウィーク」と銘打って、地元ホテルに期間中毎日、サケを無償提供して展示や料理に活用してもらったほかサケの研究者などによるトークショーも開催しました。
また、ガイドツアーの行程にサケの水揚げを見学できる「ウトロ鮭テラス」を組み込むなど、「鮭、日本一のまち」のさらなる知名度向上に努めていることが評価されたということです。
受賞について、事務局を務める斜里町水産林務課は「大変ありがたく名誉なことだと思っている。今後は知床半島のほかの自治体とも協力しながら、『知床の鮭』をより広くアピールしていきたい」とコメントしています。