30日にかけ道内広い範囲で黄砂が飛来 交通影響に注意を

道内では29日からあさって30日にかけて、広い範囲で黄砂が飛来すると予想されています。気象台は、見通しが悪くなった場合、交通への影響が出るおそれがあるとして注意を呼びかけています。

札幌管区気象台によりますと、道内では29日から30日にかけて、広い範囲で偏西風に乗った黄砂が飛来する見込みです。
黄砂の影響で肉眼で物がはっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満となり、場所によっては5キロ未満になると予想されています。
気象庁が発表している黄砂情報によりますと、黄砂は29日夕方には道南や道央の一部に飛来し始め、30日未明から夜遅くにかけて、道内の広い範囲に飛来すると予想されています。
道内では去年もこの時期に黄砂が観測されていて、去年4月12日には各地の視程が札幌市で5キロ、函館市でおよそ6キロ、岩見沢市と小樽市でおよそ7キロなどとなりました。
この時は、黄砂が観測された場所で車に汚れがつくなどの影響がありました。
今回の黄砂の飛来について、気象台は屋外で洗濯物などに黄砂が付着する影響が予想されるほか、視程が5キロ未満になると交通への影響が出るおそれがあるとして、注意を呼びかけています。