道南で咽頭結膜熱の患者が急増 各地で警報発表

道南では、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱の患者が増えていて、八雲保健所を除く3つの保健所では警報を出して、手洗いやうがいなど感染を予防する対策を徹底するよう呼びかけています。

「プール熱」と呼ばれる咽頭結膜熱は、主に幼い子どもがかかるウイルス性の感染症で、感染すると発熱やのどの炎症、結膜炎などの症状が3日間から5日間ほど続きます。
渡島保健所によりますと、3月24日までの1週間に報告された1医療機関あたりの患者数が7.25人となり、警報の基準である3人を上回ったことから保健所は27日、警報を発表しました。
道南では、八雲保健所の管内を除いて咽頭結膜熱の警報が出ていて、市立函館保健所の管内では2月22日から、江差保健所の管内では3月7日から出されています。
保健所は、特に幼い子どもがいる家庭では、手洗いやうがいなど感染を予防する対策を徹底するよう呼びかけています。