森町沖合でナマコ約450キロ密漁 グループ主犯格に有罪判決

去年12月、森町の沖合でナマコおよそ450キロを密漁したとして漁業法違反の罪に問われている7人の密漁グループの主犯格の被告に対して、裁判所は「職業的かつ営利性の高い密漁グループの犯行をとりまとめたひときわ重い立場にある」などとして懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

函館市の齋トウ信之被告(45)は去年12月、森町の沖合でほかの6人と共謀し、ナマコおよそ450キロを密漁したとして漁業法違反の罪に問われました。
26日の判決で函館地方裁判所の延廣丈嗣裁判官は、「大がかりな装備を準備し、犯行が発覚しにくい態勢で密漁に臨み、職業的かつ営利性の高い犯行だ」と指摘しました。
その上で「反省の弁は述べているものの、密漁グループを取りまとめ、ひときわ重い立場にある」として、執行猶予4年の付いた懲役2年、罰金250万円の判決を言い渡しました。