北海道駒ヶ岳 火山活動再び活発化も 推移に注意

北海道駒ヶ岳で、23日火山性微動が発生しました。気象台によりますと、その後、25日午後3時までに新たな火山性微動は確認されていないということですが、火山活動が再び活発化することも考えられるとして今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。

札幌管区気象台によりますと、森町や鹿部町、七飯町にまたがる北海道駒ヶ岳で、23日午前2時35分ごろから1分40秒程度、地下の火山ガスや熱水などの動きを示すと考えられる火山性微動が発生し、火口付近の傾斜計では傾斜変動が観測されました。
北海道駒ヶ岳で火山性微動が観測されたのは、23年前の2001年1月17日以来です。
気象台によりますと、その後、25日午後3時までに新たな火山性微動の発生はなく、「昭和4年火口」からはごく弱い噴気が確認されたということですが、通常の活動の範囲内だということです。
ただ、気象台は、火山活動が再び活発化することも考えられるとして、今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。