白老町と“ウポポイ”運営団体が協定 観光客誘致など連携強化

胆振の白老町は、町内にあるアイヌ文化の発信拠点、「ウポポイ」を運営する団体と協定を結び、観光客の誘致や地域の発展などに向けて、連携を強化していくことになりました。

白老町役場で25日行われた協定の締結式には、大塩英男町長と、ウポポイを運営する「アイヌ民族文化財団」の常本照樹理事長が出席し、協定書にサインしました。
協定には、アイヌ文化の振興や知識の普及、それにウポポイへの観光客の誘致や利活用の促進に双方が連携して取り組むことなどが盛り込まれ、地域の知名度の向上を図っていくことにしています。
また、町では、希望する町民にウポポイに入場できる年間パスポートを配布することにしていて、町の人の利用にもつなげていきたい考えです。
アイヌ民族文化財団の常本理事長は、「ウポポイが町民にとって身近な公園のように気楽に活用していただく場所でありたい」と話していました。
また、大塩町長は、「海外や道外の観光客へ町民がガイド的な役割も担って『白老町・イコール・ウポポイ』ということが浸透していけばうれしい」と話していました。