北海道大学で卒業式 5年ぶりに学生一堂に

北海道大学では25日、5年ぶりに各学部の学生が一堂に会する形で卒業式が行われ、大学院生を含めて4000人あまりが学びやをあとにしました。

北大の卒業式は、去年まで新型コロナの感染対策のため出席者を各学部の代表者だけに限ったり、複数回に分けたりして開催されてきましたが、ことしは2019年以来、5年ぶりに学部生が一堂に会し、保護者も会場に入場できる通常の形で行われました。
式では、それぞれの学部の代表が卒業の証しとなる学位記を受け取りました。
続いて、寳金清博学長が「皆さんは、クラーク先生のビーアンビシャスの精神を胸に学びを続け、挑戦を続け、勇気を持ってこの多難な文化の時代を生き抜いて欲しい」とはなむけの言葉を贈りました。
式のあと、卒業生たちは記念写真を撮ったり、思い出話に花を咲かたりして別れを惜しんでいました。
来月から道外の大学院に進学する農学部の卒業生は、「コロナ禍で友達づくりが大変でしたが、充実した大学生活でした。大学院では、さらに国際協力の分野で専門性を磨いていきたい」と話していました。
北大によりますと、今年度は12の学部と、大学院の修士や博士課程などを含めて、あわせて4437人が卒業するということで、26日は、函館にキャンパスがある水産学部の卒業式が行われます。