30代男性が“保釈金”名目で計1800万円だまし取られる

30代男性が“保釈金”名目で計1800万円だまし取られる

札幌市に住む30代の男性が警察官を名乗る男などから「あなたの携帯電話が詐欺に使われている」とうその電話を受けて、現金を支払うよう求められ、あわせて1800万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、今月18日、札幌市厚別区に住む30代の男性の携帯電話に「この携帯電話はまもなく使用できなくなる」とのメッセージが表示され連絡するよう求められました。
男性が連絡をすると、総合通信局の職員だという人物につながり、その後、警察官や検察官を名乗る男から「あなたの携帯電話が詐欺に使われている」とか、「逮捕状が出る」といった電話が相次いでくるようになりました。
そして逮捕されないためには実際には存在しない「逮捕前保釈金」という制度を利用する必要があるなどと言われ、今月19日から23日までの間に4回にわたってあわせて現金1800万円を指定された口座に振り込み、だまし取られたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、不審に感じることがあれば警察の相談専用窓口「#9110」に連絡するよう呼びかけています。