函館市の遊園地「こどものくに」20日の営業再開前に最終点検

函館市で60年あまり続く遊園地では、今シーズンの営業が20日始まるのを前に、遊具の最終点検が行われました。

函館市の「こどものくに」は、現存する国内最古の観覧車が人気の遊園地で、毎年、春分の日から冬の休業期間を終えて営業を再開します。
営業再開に向け、今月1日から遊具の点検が続けられていて、19日は、6人のスタッフが▽遊具のボルトに緩みがないかや▽慣らし運転をしながら正常にコントローラーが作動するか、それに▽異音が聞こえないかなど入念に確認していました。
また、この遊園地で人気の観覧車では、ギアの部分に油を塗ったり、試運転を行ったりして、最終的に安全が確認されると、開園を待ちわびて遊園地を訪れていた親子が特別に乗せてもらい、うれしそうにしていました。
遊園地の運営会社の加藤大地さんは「オープンに向けてしっかりとメンテナンスをしています。ことしはフリーパスもでき、子どもたちにたくさん遊んでもらえるようになりましたので、皆さんをお待ちしています」と話していました。
函館市の「こどものくに」は20日、今シーズンの営業を始め、来月下旬には園内の桜が満開を迎え、遊具に乗りながら花見も楽しめるということです。