スタートアップ企業支援強化 自治体と連携事業を紹介 札幌

「スタートアップ企業」の支援を強化しようと、道内の自治体が地域の特徴を踏まえて企業と連携して取り組んだ事業を紹介する催しが、札幌市内で開かれました。

札幌市や道などは新たな技術開発などで革新的なビジネスを生み出す「スタートアップ企業」の支援に力を入れていて、18日は12の企業が参加し、これまでの取り組みを紹介しました。
はじめに札幌市の早瀬京太経済戦略推進部長が「行政だけで解決できない課題をスタートアップ企業が持つ新たな発想で解決するため、協働をいっそう促進したい」とあいさつしました。
催しでは神奈川県の企業が、使い捨ての容器を削減しようと、屋外のグルメイベントなどで使われるコップや皿を繰り返し使うことができる素材に変更するよう取り組んでいて、今後は札幌市中心部の大通公園で開かれるイベントなどでも導入したいと説明しました。
このほか、屋外での活動が減ることの多い冬の時期の外出を促そうと、ウォーキングの距離や歩数に応じてたまるポイントで景品と交換できるアプリを開発した東京都の企業も紹介されました。
会場を訪れた男性は「それぞれの企業が問題意識を持ち、得意分野を生かした事業を展開していることがよくわかった」と話していました。