北前船と道東のつながり学ぶ講演会

江戸時代から明治時代にかけて日本海側の物流を支えた「北前船」と道東とのつながりを学ぶ講演会が16日、根室市で開かれました。

根室市で開かれた講演会には70人あまりが集まり、北前船の歴史に詳しい小樽商科大学の高野宏康客員研究員が講師を務めました。
高野研究員は、北前船は道内では、道南や日本海側だけでなく、根室市にも商人などの船が寄港して、本州にコンブやサケなどを届けていたと説明しました。
また、北陸などでは北前船の寄港地の歴史や遺産が観光資源になっていることから高野研究員は、根室市でも北前船にゆかりのある神社などが地域の活性化につながる資源になると話していました。
講演を聞いた20代の男性は、「北前船という名前は聞いたことがあったが、根室との関係については全く知らなかった。今後、新たに可能性が示されていけばおもしろいと思う」と話していました。