函館空港の旅客数 コロナ禍からの回復傾向続く

今年度、1月末までの函館空港の旅客数は、前の年度に比べて20%余り増加し、コロナ禍からの回復傾向が続いています。

函館空港を運営する北海道エアポートによりますと、国内線と国際線の旅客数は新型コロナの5類移行後、回復傾向が続いていて、今年度、1月末までの10か月間では、あわせて140万4625人と、前の年度の同じ時期に比べ21%増加しました。
月別の増加率は、桜が見頃を迎えた4月が40%と最も大きく、次いで、6月が38%、5月が31%と、年度始めの4月から6月が上位を占めました。
一方で、国内線の旅客数だけでみると、寒さが厳しくなり始める11月と12月がいずれも前の年度に比べておよそ5%減少していて、去年5月に運航を再開した国際線が冬季に落ち込む旅客数を下支えしている状況です。
北海道エアポートは、「比較的、順調に旅客数が推移しているが、まだコロナ以前の水準には到達しておらず、さらなる回復を期待したい」としています。