乙部町 5日連続でヒグマ出没 町など注意呼びかけ

道南の乙部町で15日までの5日間続けて同一個体とみられるヒグマ1頭が同じ場所で相次いで目撃されていて、町などが注意を呼びかけています。

15日午後3時ごろ、乙部町役場の職員がヒグマを警戒するパトロール中に、ヒグマ1頭を目撃しました。
目撃されたヒグマの体長はおよそ1.2メートルで、通報の後、山の中に入っていったということです。
警察によりますと、この地域では、3月11日からきょうまでの5日間続けて、ほぼ同じ場所でヒグマ1頭が相次いで目撃されていて、目撃情報に基づく体長がいずれも似ていることから同一個体とみられます。
乙部町は対策として現場近くにわなを設け、防災行政無線などを使って住民に注意を呼びかけています。
乙部町の担当者はNHKの取材に対し、「ことしの冬は暖かく雪が少ないため、クマの活動が早まっている。山菜採りなどで山に入る際は、十分に気をつけてほしい」と話しています。