函館 熱帯植物園の入場者15万人余り 平成元年以降最多

函館市の熱帯植物園を今年度、訪れた人は、2月末の時点で、15万人あまりと、外国人観光客の増加もあり平成元年以降、最も多くなっています。

函館市湯川町にある「函館市熱帯植物園」は、温室で南国の熱帯植物の展示のほか、園内ではニホンザルも飼育し、冬にはゆったりとお湯につかり温まるサルの姿が訪れた人たちを楽しませています。
函館市のまとめによりますと、今年度、熱帯植物園を訪れた人は2月末時点で15万7265人と、3月末までに16万人に達する見通しだということです。
新型コロナの影響で令和2年度には6万632人と大きく落ち込みましたが、今年度はその2.5倍以上の増加となっています。
平成元年以降で最も多くの人が訪れたのは令和元年度の14万5990人で、すでにこれを上回り、最多だということです。
増加の要因として、去年5月に函館空港と台湾を結ぶ定期便の運航が再開するなど外国人観光客の増加が大きいのではないかとみられています。
函館市公園河川管理課は「コロナ禍には臨時休園をしたりもあったが、多くの方に来園してもらいとても喜ばしいことです。さらに魅力的な植物園にしていけるよう努力したい」と話しています。