Kitacaなど交通系ICカード 旭川エリアでも利用可能に

16日のJR北海道のダイヤ改正にあわせて、函館線の旭川駅から南の駅で「Kitaca」などの交通系ICカードが利用できるようになります。

JR北海道の交通系ICカード「Kitaca」は2008年に導入され、現在、札幌から小樽、苫小牧、それに岩見沢などの区間にある55の駅で利用できます。
JRは16日のダイヤ改正にあわせて、「Kitaca」が利用できるエリアを函館線の旭川駅から南、峰延駅までの14の駅にも拡大し、岩見沢駅や札幌駅方面まで使えるようになります。
これまではJRの予約サイトで特急券や乗車券を事前に購入しても、駅で紙の切符を受け取る必要がありましたが、16日からは「Kitaca」で改札を通り、そのまま列車に乗ることができるようになります。
また、「Kitaca」のほか、JR東日本の「Suica」や、首都圏の私鉄や地下鉄などの「PASMO」など、全国各地で使われている交通系ICカードも利用できるということです。
旭川市の30代の男性は「仕事で札幌に行く際に特急列車をよく利用します。札幌市内では地下鉄や買い物などでもKitacaを使うので便利になると思います」と話していました。
JR旭川駅の横堀陽一副駅長は「旭川と岩見沢の間は利用者が多い区間で、利便性の向上が期待できます。駅で切符を買う必要がなく便利になるので、ぜひ活用してほしいです」と話していました。