乙部町 4日続けて同一個体とみられるヒグマ出没 暖冬影響か

乙部町で、14日までの4日間に同一個体とみられるヒグマ1頭が相次いで目撃され、町などが注意を呼びかけています。

14日昼ごろ、乙部町豊浜の国道付近で、ヒグマを目撃したと近くに住む人から警察に通報がありました。
目撃されたヒグマの体長はおよそ1.2メートルで、通報のあと、山の中に入っていったということです。
警察によりますと、この地域では、3月11日から14日までの4日間に、ほぼ同じ場所でヒグマ1頭が相次いで目撃されていて、目撃情報にもとづく体長がいずれも同じことから同一個体とみられています。
乙部町は対策として現場近くにわなを設け、防災行政無線などを使って住民に注意を呼びかけています。
乙部町の担当者は「ことしの冬は暖かく雪が少ないため、クマの活動が早まっている。山菜採りなどで山に入る際は、十分に気をつけてほしい」と話しています。