士別市の新年度予算案は2年ぶり増加 15日に採決

士別市の新年度の当初予算案は一般会計の総額でおよそ169億円と歳出削減に向けた取り組みを進めるなか2年ぶりに増加しました。

士別市の新年度・令和6年度の当初予算案は、一般会計の総額で169億4200万円あまりと、今年度の当初予算と比べ9億5000万円、率にして5.9%増加しています。
士別市によりますと子育て支援や人手不足対策のための費用を新たに計上したことなどから3年前から歳出削減に向けた取り組みを進めるなか当初予算案の一般会計の総額は2年ぶりに増加したということです。
新たな事業では▼妊婦や子育て世帯などを対象に一体的な相談や支援を行う「子ども家庭センター」の設置費用としておよそ1240万円、▼人手不足が続く介護従事者を確保するための助成金として580万円、同じく▼障害者施設の従事者を確保するための助成金としておよそ280万円を盛り込んでいます。
このほか▼老朽化が進んでいるスキージャンプ場、「朝日三望台シャンツェ」の大規模改修の費用としておよそ6億730万円を計上しています。
士別市の新年度の当初予算案は15日の定例市議会で採決が行われる予定です。