半導体関連企業などが参加 千歳市で合同就職説明会

先端半導体の国産化を目指すRapidusの進出で道内の半導体人材の需要が高まるなか、半導体関連企業などが参加した合同就職説明会が千歳市で開かれました。

説明会には、千歳市で工場の建設を進めるRapidusや地元の半導体関連企業、それにRapidusの工場のガス設備工事を担う「大陽日酸」の子会社などあわせて11社が参加しました。
会場には大学生などおよそ30人が訪れ、各社がそれぞれ設けたブースで仕事の内容や採用スケジュールについて、説明を受けていました。
このうち大学3年生の男子学生は「半導体業界が注目されているのは知っていましたが、どんなものか知らなかったので説明を聞いて具体的なイメージを持つことができました。機会があればこの業界にもエントリーしてみたいです」と話していました。
また、説明会に参加した道内への進出を検討中のアメリカの大手装置メーカー「ラムリサーチ」の採用担当者は「会社のことを知っていただき、学校で学んできたことを生かせる場なんだと、魅力を感じてもらえれば」と話していました。
北海道経済産業局によりますと、昨年度に道内の大学などを卒業し就職した理工系の学生およそ3200人のうち、半導体関連の企業に就職したのはおよそ100人で、このうち道内への就職は40人ほどにとどまったということで、今後、道外への人材流出をどのようにして防ぐかが、課題となっています。