帯広で東日本大震災と海の生態系を考えるポスター展

東日本大震災から11日で13年を迎えましたが、帯広市の児童会館では、震災が海に与えた影響などを紹介したポスター展が開かれています。

この展示は東北大学などの研究者たちが企画し、会場には、東日本大震災が、環境に与えた影響などを9枚のポスターにまとめて紹介しています。
このうち、大津波を取り上げたポスターには、津波で海底がかき混ぜられたり、津波が押し寄せたあとの引き波などで大量のがれきが海に流れ込んだりしたことで生態系が崩れたことが分かります。
また、震災後大量に発生したウニが海藻が食べ尽くし、新たな海藻が生えなくなる「磯焼け」の被害を減らそうと、研究者たちが海藻の再生に向けて取り組む様子なども紹介されています。
帯広市児童会館の渡邊誠克館長は「海の生物が受けた被害とその回復の様子が絵や写真などで分かりやすく紹介しているのでぜひ親子で来てほしいです」と話していました。
この展示は3月17日まで行われています。