道教育委員会 暑さ指数31以上で部活動を原則中止の方針

去年夏の記録的な暑さを受けて、道教育委員会は「暑さ指数」が31以上の場合、学校の部活動を原則、中止する新たな方針を決定しました。

去年夏、記録的な暑さが続いた道内では学校の臨時休校などが相次いだことから、各地で夏休みを延長できるよう規則が改正されるなど、対策の強化が進められています。
こうした中、道教育委員会は12日、部活動の熱中症対策を盛り込んだ新たな方針を決定しました。
この中では部活動を中止する基準についてこれまで「熱中症警戒アラート」が出された場合にとりやめるとしていましたが、新たな方針では実際の活動場所で気温や湿度などをもとに「暑さ指数」を測定し、31以上の場合に原則、実施しないとしています。
去年11月には道内の小・中学校や高校に対し「暑さ指数」が31以上のときには体育の授業や部活動などを原則、中止するよう通知していて、今回、新たな方針を決定することで対策を徹底するよう呼びかけています。
道教育委員会は「これまでにない暑さの中で児童・生徒の健康や命を守る体制を整えるために万全を期したい」としています。