函館 五稜郭タワーで観光客の避難誘導などの防災訓練

東日本大震災から11日で13年となり、函館市の観光名所、五稜郭タワーでは地震が起きたことを想定して観光客の避難誘導などをする訓練が行われました。

訓練は函館市で地震が発生し、タワー内のレストランで火災が起きたという想定で行われ、五稜郭タワーの従業員などおよそ30人が参加しました。
地上90メートルの高さの展望台で地震が発生したことを知らせるアナウンスのあと従業員たちは、▼ガラスから離れるよう呼びかけたり▼防火シャッターを下ろしたりしました。
そして、非常階段を使って展望台から地上まで観光客を誘導する手順を確認していました。
五稜郭タワーでは毎年2回、防災訓練を行っていますが、東日本大震災が起きた翌年からは、このうち1回を3月11日に実施しているということです。
五稜郭タワーの横山傑マネージャーは「この日を忘れないということで、毎年訓練を実施しています。まもなく桜の季節となり、多くの観光客が訪れるので、しっかりとした安全対策をしていきたい」と話していました。