大麻所持などで検挙 過去5年で最多 若い世代でのまん延深刻

大麻を所持していたなどとして検挙された人の数は道内で去年、300人を超え、過去5年で最も多くなりました。
30歳未満が全体のおよそ7割を占め、若い世代でのまん延が深刻になっています。

警察のまとめによりますと、去年1年間に大麻を所持していたなどとして道内で検挙された人は308人で、おととしより42人増加しました。
大麻に関する検挙者は近年、増加傾向が続いていて、過去5年で最も多くなり、5年前と比べて3倍近くに上っています。
また、30歳未満が全体のおよそ7割を占めていて、SNSを通して面識のない相手から入手するケースが目立つということです。
全国的にも若者の検挙件数が増えているということで、SNSを介するなどした若い世代へのまん延をどう防ぐかが課題となっています。
警察は、大麻の入手ルートの解明を進めるなどして引き続き検挙に力を入れるとともに、学生向けに違法薬物の危険性を伝えるイベントを行うなど啓発を強化していくとしています。