函館 日本語学校で卒業式 7か国の留学生が新たな門出

函館市の日本語学校で8日卒業式が行われ、7か国の留学生が新たな門出を迎えました。

函館市湯川町にある「日本国際語学アカデミー・函館校」では、ネパールや、スリランカなど7か国から来た43人が卒業し、橋本和也校長から一人ひとり卒業証書を受け取りました。
式の中で橋本校長は「家族と離れて函館に来たみなさんにとって先生はお父さんやお母さん代わりで、何かあったらこれからもアドバイスします。函館で学んだことを糧にがんばってください」と祝いの言葉を贈りました。
また、卒業生代表として、ネパール出身のカナル・レカさんが、「専門学校で介護の勉強をして誰かの役に立てるようになりたいと思います」と別れの言葉を述べました。
式の後には、卒業生が日本舞踊やネパールの踊りを披露したほか、記念撮影をしながら別れを惜しんでいました。
卒業生の中には新型コロナの影響で日本へ渡航できず最長で2年ほど母国で待った学生もいたということで、卒業後はそれぞれ、日本国内の大学や専門学校へ進学するほか、函館市内の介護施設などで働くということです。
バングラデシュ出身の卒業生は、「卒業できてうれしいです。初めての雪など生活は大変でしたが今は慣れました。卒業後は大学で経済学を勉強し将来は家族で日本に住みたいです」と話していました。