半導体関連の17社が恵庭市に進出可能性ありと回答 市調査

先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場建設が千歳市で進むなか、隣接する恵庭市が半導体関連の企業を対象に市内への進出の意向を尋ねる調査を行ったところ、17社が進出の可能性があると回答したことが分かりました。

千歳市でRapidusの工場建設が進むなか、恵庭市は半導体関連の企業4000社に対して、市内への進出の意向を尋ねる調査を去年10月からことし1月まで行い、8日、その結果を公表しました。
それによりますと、回答が得られた半導体関連企業70社のうち市内への進出について、▽「計画中または十分にあり得る」が1社、▽「可能性あり」が16社で、あわせて17社が進出の可能性があると回答したということです。
また、市内に設ける可能性のある施設を複数回答で尋ねたところ、▽「支店・営業所」が8社と最も多く、次いで▽「工場」と「研究・開発拠点」がそれぞれ4社、▽「倉庫・物流施設」が3社でした。
恵庭市では市内に8つある工業団地にほとんど空きが無いことから、今回の調査結果を踏まえて工業団地を新たに整備するか判断する方針です。
一方、千歳市が同じく4000社を対象に行った調査では、36社がオフィスや工場などを市内に立地する可能性があると回答していて、市では今後、新たな工業団地の造成のため、Rapidusの工場に近い柏台地区のおよそ100ヘクタールの土地の測量を行う方針です。