増毛町で甘エビの水揚げが盛ん 留萌地方でエビかご漁解禁

全国有数の甘エビの産地、留萌地方の沖合では今月に入って漁が始まり、増毛町の港でも水揚げが盛んに行われています。

留萌地方の沖合では、資源の確保や荒れた天候を避ける目的で先月までの3か月間、漁を休んでいましたが、今月1日からエサを入れたかご型の網を使うエビかご漁が解禁されました。
地元の漁船6隻が漁を行っている増毛町の港では8日、新鮮な甘エビが次々と水揚げされました。
甘エビは体長が12センチほどで透明感があり、近くの卸売市場に運ばれたあと、漁業者たちが大きさごとにわけて箱詰めしていました。
漁協によりますと、7日の初水揚げの漁獲量は前年の5倍にあたるおよそ4トンと好調でしたが、全体としての漁獲量はここ数年、減少傾向にあるということです。
長年、甘エビ漁を行っている太田誠治さんは「この時期は頭の部分に内子が入っているので味噌汁にして食べるとだしが出ておすすめです。昔より漁獲量が少ないからあまり期待していないけれども、よい値段がつけばいいなと思っています」と話していました。
エビかご漁はことしの11月末まで続き、道内をはじめ首都圏などに出荷されます。