本別町の道立農業大学校で卒業式 半数以上はこの春から就農

農業の担い手を養成する十勝の本別町の道立農業大学校で卒業式が行われ、およそ60人が学びやをあとにしました。

道立農業大学校で7日行われた卒業式には、畜産や畑作園芸、それに稲作など4つの学科とコースで2年間学んだ卒業生と修了生合わせて61人が出席しました。
式ではそれぞれの学科やコースを代表する学生が下堀亨校長から卒業証書や修了証書を受け取りました。
続いて下堀校長が「資材価格の高騰や農家戸数の減少、地球温暖化による影響など、農業は厳しい状況にあり、不安を感じている方もいるかもしれません。変化する時代の流れに的確に対応し柔軟な発想と行動力でたくましく生きていけば、どんな難しい課題もかならず乗り越えられると信じています」と祝辞を述べました。
そして、卒業生代表の板坂奏さんが「私たちは愛情をかければかけるほど農作物はそれにこたえてくれるということを学びました。決意を新たにして一歩一歩前に進んでいきます」と述べました。
今年度の卒業生と修了生のうち半数以上の36人がこの春から就農し、農業の担い手として働き始めるということです。