関西の百貨店招き北見で商談会 オホーツク地方の水産業を支援

中国の日本産水産物の輸入停止が続く中、影響を受けているオホーツク地方の水産業を支援しようと、関西の百貨店を招いた商談会が北見市で開かれています。

この商談会は、福島第一原子力発電所の処理水放出により、中国が日本産水産物の輸入を停止していることを受け、国内の販路拡大を図ろうと北洋銀行が開いたものです。
7日はオホーツク地方の水産加工会社など10社と、関西圏を中心に展開する百貨店のバイヤーが参加し、1社30分の制限時間の中で、バイヤーに商品の特徴を説明したり、試食してもらったりしました。
このうち、斜里町の水産加工会社は、鮭の加工品について、素材の味を生かすために添加物を使っていないことなどをPRしました。
これに対しバイヤーは、関西ではほぐした鮭が人気であることを伝え、価格などの詳細を聞き取っていました。
水産加工会社の常務は「関西は人口が多い地域なので商品が多くの人たちに広まってほしい」と話していました。
近鉄百貨店商品政策推進部の森島尚課長は「関西では北海道の海産物が人気なのでオホーツクとの交流を深め、新鮮な海産物を関西の人たちに届けたい」と話していました。