新得の新名物に 新得駅前にカラフルな作業着ずらり

新たな観光の呼び物にしようと、新得町のJR新得駅前では数多くの作業着をロープでつるして展示する催しが行われています。

この催しは、新得町商工会が町の新たな観光の呼び物として企画し、JR新得駅前には農作業などで使う「つなぎ」の作業着約20着が展示されています。
地元の企業などから提供された作業着は、長さ30メートルのロープに1列になってつるして並べられ、それぞれに町内の子どもたちが描いた花やキャラクターなど色とりどりの絵があしらわれています。
当初は作業着全体を外気温で凍らせ、人が立っているような姿で展示する計画でしたが、2月の季節はずれの暖かさで展示方法を変更しました。
それでも、道行く人たちが足を止めて珍しそうに写真を撮る姿も見られました。
札幌市から観光で来た20代男性は「『何だこれは』と思い旅行の記録用に写真を撮りました。新得は『そばの町』のイメージしかありませんでしたが、新しい印象が残りました」と話していました。
企画した商工会に勤務する地域おこし協力隊の渡辺晴喜さんは「凍らせることはできませんでしたが、こいのぼりのようにアレンジしたところ見栄えもいいので結果として良かったです。駅前を少しでも色づけられたらと思います」と話していました。
この展示は3月10日まで行われています。