ウガンダのマダニ研究者 帯広畜産大で最先端研究を見学

アフリカ東部のウガンダで感染症を媒介するマダニ対策に取り組む大学研究者らが帯広畜産大学を訪れ、最先端の研究の様子を見学しました。

帯広を訪れたのは、アフリカ東部にあるウガンダの国立マケレレ大学などでマダニ研究に取り組むメンバー4人です。
ウガンダではマダニが媒介する病気で家畜の牛が死ぬケースが大きな問題になっていて、マケレレ大学では、4年前からマダニ研究が進む帯広畜産大学やJICA=国際協力機構とプロジェクトを立ち上げ、共同で研究を進めています。
一行は、プロジェクトの成果を発表するために4日から帯広を訪れていて、5日は帯広畜産大学にある「原虫病研究センター」で最新の研究の様子を見学し、研究者から検査機器の扱い方などについて説明を受けていました。
訪問メンバーの1人のマリア・トゥムウェバゼさんは「技術はどんどん進化していくので、最新の技術を学ぶことができてうれしいです。引き続き現地で農家を支援していきます」と話していました。
ウガンダでプロジェクトを統括している大木奈美さんは、「ウガンダから来ている彼らだからシェアできる情報もあると思うので、研究者どうしの情報交換の場にもなってほしいと思っています」と話していました。
一行は、今月9日にウガンダに帰国する予定です。