道内の公立高校で入学試験 合格発表は今月18日の予定

道内の公立高校の入学試験が5日、一斉に行われ、およそ2万2300人の受験生が試験に臨みました。

このうち札幌市白石区にある札幌東高校では、受験生たちが試験の1時間ほど前から次々と到着し、校門の前で保護者や塾の講師たちから激励を受けていました。
高校によりますと、募集定員320人に対して431人が受験したということで、受験生たちは教室に入ると試験開始の直前まで参考書やノートを見て復習していました。
そして、午前9時20分から1教科目の「国語」の試験が始まると、受験生は緊張した面持ちで試験に臨んでいました。
5日は道内の200あまりの公立高校で入学試験が行われ、全日制と定時制をあわせて2万2350人が試験に臨みました。
募集定員に対する倍率は▼全日制が0.90倍、▼定時制が1.37倍となっています。
道教育委員会によりますと、▽旭川農業高校と、▽別海高校の一部の教室では英語の聞き取りテストで放送の不具合により音声が流れないトラブルがあり、聞き取りテストを中止したということです。
いずれの高校も聞き取りテストの再試験は行わず、あわせて13人の受験生に対して得点を調整する対応をとるということです。
合格発表は、今月18日に行われる予定です。